反り腰が原因で腰痛を発症した女性
中学生の頃から腰部に痛みがあり、以来ずっと慢性的な腰痛を抱えた女性の症例です。
情報誌にて、たまたまFLOWの記事をご覧になり、ご来店へと繋がりました。
症例のご紹介
ボディケア 50分
女性(40代)
主訴 腰痛(反り腰)
趣味 料理
ギックリ腰発症後の施術経過
9月19日(1回目のご来店)
ギックリ腰を発症してからの回復途中段階でのご来店でした。
立位前屈時や、左股関節を曲げて外へ広げる時(開排)に左上臀部(仙腸関節)に痛みがありました。
左股関節には可動範囲に制限があり、本人もつまりをしっかり感じていました。
マッサージで股関節前面をしっかりほぐした後に、同じ箇所のストレッチで骨盤の動きを促していきます。
骨盤の強い前傾(反り腰)が緩まったことで、左上臀部(仙腸関節)の痛みは消失していきました。
さらに股関節外側のつまりを解消するために、股関節のインナーマッスルである外旋筋群の筋肉収縮を促します。
それにより股関節外側のつまりは弱まっていき、施術の最後に前もものストレッチ指導、股関節インナーマッスルの簡単なエクササイズをホームワークとして指導しました。
施術後は立位前屈動作時の痛みがなくなり、スムーズな動きを確認できました。
反り腰の原因と影響
- 反り腰とは骨盤の前方への傾きが大きく、腰椎の前弯(腰の反り)が強い状態を指します。
- 慢性的な腰痛の原因となります。
- 要因としては体幹の筋力低下やヒール着用、妊娠によりお腹が大きくなって腰が反ることなどが挙げられます。
- 骨盤が前傾することにより前ももが過度に働き、太ももが太くなる傾向にあります。
11月6日(4回目のご来店)
ギックリ腰の痛みはなくなりましたが、腰部は疲れやすく、起床時にも張りが出現します。
反り腰改善が今回の目的です。
施術前にお客様に質問しました。
冨崎:「施術や簡単なホームワーク実施によって身体に何か変化を感じますか?」
お客様:「きつかったデニムが楽に履けるようになってきて、太ももが細くなった気がします」
との返答でした。
また、ストレッチにて以前より前ももの筋肉が柔らかくなってきたともおっしゃっていました。
反り腰には、前ももの張りの解消が必要です
前ももの柔軟性は反り腰改善にはとても重要なポイントです。
反り腰姿勢では前ももの筋肉がパンパンに張ります。
柔軟性が出て来た事で過度の骨盤前傾も和らぎ、前ももの筋肉への負担が減り、脚が細くなってきた様子でした。
この日の施術では、反り腰が悪影響を及ぼしている体幹のひねりにくさと、股関節前方のつまりを解消するために体幹筋力へアプローチしました。
股関節と背中を重点的にマッサージでほぐし、動きやすい状態を作ってから、簡単なエクササイズにて体幹のインナーマッスルへ刺激を入れます。
体幹のインナーマッスルによる腰部の安定性は、股関節の可動性を広げるために必須の課題となります。
施術前に存在した体幹のひねりにくさは弱まり、股関節のつまりは消失していきました。
最後に首こりと肩こりをマッサージにてゆっくり丁寧にほぐし、日々の疲れを癒していきました。
首こり、肩こりも反り腰が引き金となって発生します。
姿勢改善でお客様をより健康に
姿勢改善にはゆっくり時間をかけて1つ1つ修正していきます。
出来る限りお客様に分かりやすく、お客様の理解とともに修正を繰り返していきます。
身体は年齢を重ねるごとに、若い頃のようには動かなくなってきます。
現在の身体機能に応じた対策をどんどん提供し、お客様が少しでも健康になっていただけるように改良改善を続けていきたいと思います。