腰痛に悩む女性ハードワーカー
腰痛に悩む女性の症例です。
立ち仕事とデスクワークが混在する職場にて、ハードに働かれています。
腰椎椎間板ヘルニアの手術歴があります。
昨年末に腰痛が再び悪化し、家でも職場でもコルセットを着ける状態が続いておりました。
腰を曲げて物を拾う時、重い物を持つ時は、腰痛が悪化しそうでとても怖いとの事でした。
症例のご紹介
ボディケア70分(短期回復回数券)
女性(40代)
主訴 腰痛(腰椎椎間板ヘルニア手術歴あり)
趣味 スポーツ観戦
初回から8回目の身体機能の改善経過
4月29日(1回目のご来店)
姿勢のチェックでは身体の重心が前方にシフトしていました。
また体幹の回旋もあるようでした。
動作チェックでは、体幹前屈時の下肢筋肉の柔軟性低下と、腰椎の可動域低下が見受けられました。
お仕事の疲労で固まった下肢筋肉、股関節、脊柱周囲をゆっくり優しくほぐしていきました。
下肢筋肉の柔軟性改善を狙ったホームエクササイズを1つ指導し、この日の施術を終えました。
施術後には体幹前屈可動域が広がりました。
ご本人からは、身体がすごく軽くなったとの感想をいただきました。
施術後のセルフケアも丁寧にサポート
その後は、約3週間おきにご来店いただいております。
施術を重ねる毎にストレッチとエクササイズの追加や、種目の修正を加えていきました。
ストレッチとエクササイズは、メールにて動画をお送りしています。
ご本人は毎日欠かさずにストレッチ、エクササイズを実施しています。
以前、腰椎椎間板ヘルニアの手術に至った際には、かなり辛い症状に悩まされたそうで、もうそのような経験をしたくないとの強い思いがありました。
9月14日(8回目のご来店)
ご来店になる度に、体幹前屈の可動域はどんどん増していきました。
今回は体幹の後屈をテーマにしっかりと施術を行いました。
体幹後屈時には背中の上部(胸椎)に痛みと、つまり感があるとのことでした。
胸椎の伸展は硬さが目立ち、肩甲骨の動きにも影響が出ているようでした。
お客様の状態に応じたエクササイズ指導
ベッドにてまずは股関節のつまりを、手技と運動療法にて解消した後に、胸椎のエクササイズ指導へと移ります。
初めは胸椎伸展時に左肩関節の痛みを訴えていました。
左鎖骨骨折の既往もあり、これまでも時折エクササイズ指導の時に左右の肩関節に痛みを訴えていました。
肩関節に負担が少ない種目から順に行い、胸椎を動かしていきます。
呼吸とともに胸椎を動かす事を意識して行います。
胸椎に動きが出ると左肩関節の痛みは消失しました。
次に、ストレッチポールに乗って足上げ動作をチェックします。
施術前は乗るだけでフラフラして転がり落ちそうでした。不安定なため、右足は上げることができませんでした。
施術後は胸椎がしっかり伸び、身体の軸が整うことにより、安定して右足を上げる事が出来るようになり、この日の目的である体幹後屈の可動域が広がりました。
背中上部の痛みとつまり感は消失していました。
背中(胸椎)の可動性は、腰痛予防には欠かす事ができない要素です。
この日つかんだヒントを今後さらに発展させて、よりお客様に合った腰痛予防方法へと繋げていきたいです。
お客様一人一人に合った施術を常に更新しています
施術を重ねさせていただける事で、お客様の身体の機能をより深く理解することができます。
更に、いろいろな手技やエクササイズを実施することができ、改良・改善へと進むことができます。
お客様に合わない施術、エクササイズは修正する必要があります。
日々の施術の中で頂くお客様からの声は、貴重な情報源として有り難く頂戴しております。
FLOWを訪れる全てのお客様を元気にするために、お客様一人一人の身体機能を熟知していく努力を続けたいと思います。