趣味で痛めた膝関節症をケア
変形性膝関節症にお困りのお客様の施術を継続して行っています。
今回で3回目の施術になります。
趣味のテニスは膝の痛みをかばって満足なプレーが出来ていない状態です。
日常生活では階段の昇り降りが困難です。
症例のご紹介
◆ボディケア 70分
◆男性 (60代)
◆主訴 変形性膝関節症
◆趣味 テニス
まずは動作確認
ステップ台にて動作確認します。
上がる途中に痛みがあり、下りた時にも痛みがありました。
ストレッチボードを使って伸びをする
ベッドにて施術する前にストレッチボードにてふくらはぎ、アキレス腱をしっかり伸ばします。
特に膝裏の伸びに意識を集中してもらいます。
再びステップ台にて動作確認すると上りの痛みがほぼ消失しました。
ふくらはぎとハムストリングス(もも裏の筋)の滑走性が高まり、効率良く収縮でき、痛みが消失した可能性があります。
ベッドで体の動きを確認して癒着を剥がす
施術は膝の伸び、曲がり、膝蓋骨(しつがいこつ)の動き、股関節(こかんせつ)の動きなどを確認します。
ご本人は、いつもより膝が硬い感じがするとのことでした。
膝蓋骨の動きを確認しながら周囲の癒着を剥がしていきます。
膝裏には硬い塊があり強く剥がしてきます。
膝裏がスムーズに動く事は膝の曲げ伸ばしでとても重要なポイントの1つとなります。
股関節の可動性も膝の痛み改善には必須となります。
臀部(でんぶ)の張りをほぐして筋肉が収縮しやすい状態へと導いて行きます。
筋肉に力を入れる練習
股関節、膝関節の可動性が整ってからベッド上にて、もも前の筋肉に力を入れる練習を行いながら膝関節の動きを最終調整していきます。
ベッドから降りて動作確認です。
ステップ台の動作確認では下りた時の痛みが残存していました。
臀筋(でんきん)に力を入れる練習をして、再びステップ台にて動作確認すると下りた時の痛みも消失していました。
施術後は膝の硬さが取れ、楽に曲げ伸ばしができるとのことでした。
焦らず継続が改善への近道
変形性膝関節症の症状改善へは、まだまだ道半ばです。
施術を重ねる毎に前進と後退を繰り返しながら、徐々に改善へと近づいてきている様です。
焦らず辛抱強く、施術にお付き合いしてくださるお客様に感謝致します。
お客様からの情報を、なんとか成果へ繋げる努力を続けていきたいと思います。