右肩が上がらないご高齢の女性
1年ほど前から右肩が上がらない状態が続いていました。
病院受診ではレントゲンにて骨は異常なしと言われ、リハビリを勧められていました。
服を着る際に右腕を袖に通すときや、洗濯物を干す作業は、特に痛みが鋭く出現し困難です。
症例のご紹介
ボディケア 50分
女性(80代)
主訴 肩関節周囲炎
趣味 軽いジムトレーニング
2ヶ月間の施術の経過
6月4日(1回目のご来店)
3年前には脊椎圧迫骨折(せきついあっぱくこっせつ)の既往歴もありました。
背骨も丸く曲がってきており肩甲骨の動きが出にくい状況でした。
右腕を外から上げていく動作時に、右肩前方に鋭い痛みが生じます。
背中や右肩周囲の筋肉はガチガチに固まった状態でした。
よって肩甲骨の動きもかなり制限がありました。
やさしくゆっくりほぐしていくことで徐々に脊柱(せきちゅう)、肩甲骨、右肩関節の可動範囲を広げていきます。
6月21日(3回目のご来店)
お客様の声
「施術後にはいつも肩の痛みが楽な状態が数日続き、また徐々に痛くなってくる。それでも前より少し良くなってきている」
客観的にも背中、肩周囲は柔軟性と可動性が少し改善されてきていました。
施術後のほぐれた状態を維持するためのストレッチも、いくつか指導しました。
7月12日(5回目のご来店)
右肩関節の可動範囲が全体的に広がってきました。
腕を上げる動作も、当店へ来られた当初は痛みがありましたが、かなり回復してきました。
チューブによるインナーマッスルの運動と、重りを利用したストレッチをホームエクササイズとして追加しました。
8月1日(6回目のご来店)
1回目のご来店から約2ヶ月後には6回目のご来店をしていただけました。
コツコツとストレッチなどのホームエクササイズを継続してくれていました。
痛みが鋭く出ていた右腕を外から上げる動作も、ずいぶんと改善してきました。
ご本人の実感としてもだいぶ良くなったとのことでした。
根拠のある施術を継続して行うことが大切です
高齢者の肩関節痛は痛みが軽減したり、悪化したりを繰り返す場合が多いです。
根拠を持って改善へ導けるようにお客様と情報交換を繰り返し行います。
一歩一歩焦らずに施術にお付き合いいただけるお客様の皆様に心より感謝致します。